こんばんわ。今夜は池上季実子つながりで「冬の華」のご紹介です。昔TVの「愛と誠」を観て綺麗な人だな〜と子供心に感心しておりました。ちょっと近寄りがたいお姉さんのムードもありますが、今回は健さん相手に女子学生を演じております。見た目に、ちょっと違和感があるかも知れませんが、ええ話です。
倉本聡のシナリオで製作された東映やくざ映画の秀作。「昭和残侠伝」を現代に置き換え、切った張ったは昔の話、時代遅れの男の哀愁、義理人情、不器用な生き方、ささやかな幸せをクローズアップして、変わり行く時代から無言のまま去ってゆく渋すぎる男の世界を高倉健が黙々と演じています。ハッキリ言ってアクションシーンはない、バイオレンス作品でもない、地味な男の渋い、かっこ良すぎるドラマ。
倉本聡のシナリオで製作された東映やくざ映画の秀作。「昭和残侠伝」を現代に置き換え、切った張ったは昔の話、時代遅れの男の哀愁、義理人情、不器用な生き方、ささやかな幸せをクローズアップして、変わり行く時代から無言のまま去ってゆく渋すぎる男の世界を高倉健が黙々と演じています。ハッキリ言ってアクションシーンはない、バイオレンス作品でもない、地味な男の渋い、かっこ良すぎるドラマ。
昔、関東のやくざ=加納秀次=高倉健は、関西のヤクザと組もうとする松岡=池部良を刺し殺しムショに落ちた。抗争中の裏切り者を粛清したわけだ。松岡には幼い洋子=後の池上季実子がいて、舎弟の南=田中邦衛にあずけ、健さんはブラジルのおじさんといつわりムショから手紙を送る。返事を読みながらクラシックが好きで健やかに成長して行く仇敵の娘の存在に心を和ませ、ヴァイオリンをプレゼントしたりして、足長おじさんやくざ版よろしく話は進む。その一方で、そのことを冷やかすムショの囚人の手をキリで串刺しにしたりして、恐さも見せる。
シャバに出た健さんは、舎弟達=田中邦衛、夏八木勲、寺田農 、峰岸徹、三浦洋一との再会を慶びながらも、堅気になる決心をして木工所に就職しょうと考えていた。洋子=池上季実子の手紙に書いてあったクラシック喫茶でくつろぐ健さん、遠くから見守る目線が優しい。いきなり洋子と遭遇するが、真実を告げる事は出来ない。短い会話の中に、切ない複雑な心情が表れる。
組長から息子=北大路欣也の相談役になってくれと頼まれ組の後見人になる。その後、組長は好きだったシャガールの絵につられ、関西の刺客に殺される。自分の人生、洋子のことを思いつつ、組の新たな抗争がぼっ発。この状況は自分が洋子の父、かつての仲間を粛正した時と同様、またしても関西の組織とどう対峙するか、組の中は意見が分れていた。
健さんは自分が、かつてけじめをつけたように、今回も、なすべきことをするべく決意を固める。そして悔いなきよう洋子に電話する。しかし、会うことをこばみ、どこまでもブラジルのおじさんとして消えて行く。
匕首を手入れし、どこまでも静かに己に厳しく健さんは、裏切り者に会いに行く。それはシャバとの別れ、かすかな希望との別れでもある。その激しい怒りとも無念ともとれる心情を表すのはチャイコフスキーのコンチェルトであった。さて結末は、どうなるのでしょうか!?
「唐獅子牡丹」のイメージを払拭し、ドラマティックになったやくざ映画。東映やくざ路線の様変わりがはっきり出ています。やくざ系キャストで泣かせる話を作ったら、どうしても、こうなったと言う感じがしないでもない。健さんは、やくざやってる人には見えない。そう言う意味でイメージ戦略は成功したと言える。
もろ肌脱いで、長ドス振り回して、背中で泣いてる唐獅子牡丹〜とはいかない。時代は変わり、花田秀次郎は加納秀次になり、これまで何度となく、いや毎回、一緒に殴り込みに行く助っ人=池部良を、いきなり刺殺する。これまでの東映映画では考えられなかった。健さんの唄う義理が重たい男の世界ではなく、チャイコフスキーのコンチェルト、クロードチアリのギターが今回のBGM、これも意外性の固まり。
やくざ役の夏八木勲、寺田農 、峰岸徹、三浦洋一らの若かりし頃の勇姿にも注目、今は渋いおじさん達ですが、若手として頑張ってます。カラオケ三昧の小林亜星、無気味なファンファン=岡田眞澄の存在感も忘れられませんね。
話の展開では、このまま富良野に行ってしまってもおかしくないような、影のある男の話は、その後の「夜叉」 にもみられる。健さんだから出来るのかしら。もうこんなタイプのおじさんは流行らないのかもしれないが、カッコだけのちょい悪オヤジより、どうせなら不器用な大悪オヤジの健さんに憧れる小生でした。
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シャバに出た健さんは、舎弟達=田中邦衛、夏八木勲、寺田農 、峰岸徹、三浦洋一との再会を慶びながらも、堅気になる決心をして木工所に就職しょうと考えていた。洋子=池上季実子の手紙に書いてあったクラシック喫茶でくつろぐ健さん、遠くから見守る目線が優しい。いきなり洋子と遭遇するが、真実を告げる事は出来ない。短い会話の中に、切ない複雑な心情が表れる。
組長から息子=北大路欣也の相談役になってくれと頼まれ組の後見人になる。その後、組長は好きだったシャガールの絵につられ、関西の刺客に殺される。自分の人生、洋子のことを思いつつ、組の新たな抗争がぼっ発。この状況は自分が洋子の父、かつての仲間を粛正した時と同様、またしても関西の組織とどう対峙するか、組の中は意見が分れていた。
健さんは自分が、かつてけじめをつけたように、今回も、なすべきことをするべく決意を固める。そして悔いなきよう洋子に電話する。しかし、会うことをこばみ、どこまでもブラジルのおじさんとして消えて行く。
匕首を手入れし、どこまでも静かに己に厳しく健さんは、裏切り者に会いに行く。それはシャバとの別れ、かすかな希望との別れでもある。その激しい怒りとも無念ともとれる心情を表すのはチャイコフスキーのコンチェルトであった。さて結末は、どうなるのでしょうか!?
「唐獅子牡丹」のイメージを払拭し、ドラマティックになったやくざ映画。東映やくざ路線の様変わりがはっきり出ています。やくざ系キャストで泣かせる話を作ったら、どうしても、こうなったと言う感じがしないでもない。健さんは、やくざやってる人には見えない。そう言う意味でイメージ戦略は成功したと言える。
もろ肌脱いで、長ドス振り回して、背中で泣いてる唐獅子牡丹〜とはいかない。時代は変わり、花田秀次郎は加納秀次になり、これまで何度となく、いや毎回、一緒に殴り込みに行く助っ人=池部良を、いきなり刺殺する。これまでの東映映画では考えられなかった。健さんの唄う義理が重たい男の世界ではなく、チャイコフスキーのコンチェルト、クロードチアリのギターが今回のBGM、これも意外性の固まり。
やくざ役の夏八木勲、寺田農 、峰岸徹、三浦洋一らの若かりし頃の勇姿にも注目、今は渋いおじさん達ですが、若手として頑張ってます。カラオケ三昧の小林亜星、無気味なファンファン=岡田眞澄の存在感も忘れられませんね。
話の展開では、このまま富良野に行ってしまってもおかしくないような、影のある男の話は、その後の「夜叉」 にもみられる。健さんだから出来るのかしら。もうこんなタイプのおじさんは流行らないのかもしれないが、カッコだけのちょい悪オヤジより、どうせなら不器用な大悪オヤジの健さんに憧れる小生でした。
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