こんばんわ。今夜は、テイラー・ハックフォードつながりで「愛と青春の旅だち」をご紹介します。MTV世代には懐かしい心にしみる青春映画の名作です。若きリチャード・ギアの演技に注目です。
テイラー・ハックフォードって誰!?って聴かれそうですが監督です。リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー出演。まだ技術的にもアナログで、CGやデジタルリマスターなどが無い時代。映画は映画らしさを持っていたような気がする。映画のタイトルも日本語版は和製タイトルが多く、「愛と○◯の○◯」みたいなヤツがやたら多かった。その代わり原題と全く違う意味であっても、覚えやすかった。
その中でも「愛と青春の旅だち」のタイトルはベタベタの極み。中身は渋い軍隊グローイングアップヒューマンラブストーリー。しかしながらドンパチ、すかっと大爆発は出てきません。
![]() | 愛と青春の旅だち (2002/06/07) リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー 他 商品詳細を見る |
テイラー・ハックフォードって誰!?って聴かれそうですが監督です。リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー出演。まだ技術的にもアナログで、CGやデジタルリマスターなどが無い時代。映画は映画らしさを持っていたような気がする。映画のタイトルも日本語版は和製タイトルが多く、「愛と○◯の○◯」みたいなヤツがやたら多かった。その代わり原題と全く違う意味であっても、覚えやすかった。
その中でも「愛と青春の旅だち」のタイトルはベタベタの極み。中身は渋い軍隊グローイングアップヒューマンラブストーリー。しかしながらドンパチ、すかっと大爆発は出てきません。
ザック=リチャード・ギアは、心に傷を持つ男。暗い過去を持っているが、パイロットになる夢ももっている。そんな彼が航空士官学校に入学するところからストーリーは始まる。黒人軍曹フォーリー =ルイス・ゴセット・ジュニアのしごき、同室のシド=デイヴィッド・キースとの友情、製紙工場の女工=ポーラ=デブラ・ウィンガーとの出逢い。ザックの屈折した人間性が彼らを通してして浮かび上がる。
兵舎でせこく立ち回るザックに目を付けフォーリーは特別にしごいて追いつめる。心から誰とも打ち解けない、誰にも弱さを見せない男であるが、自分がなぜしごきに耐え、除隊しないかはフォーリーに叫ぶ「ここ以外に行くところがない!」の一言に尽きる。彼にとってここだけが、スタートラインであり、生きる場所なのだ。純粋な気持ちも、他に居場所のない現実も、いたいほど伝わる。ポーラへの気持ち、除隊して自殺するシド。彼の中で何かが崩れ変わってゆく。
屈折してて嫌なヤツではあるが、彼は夢をあきらめない。何かをつかむためには食い下がって這い上がるしか無い事を承知している。共演者は皆それぞれに、はかない希望や夢や、将来の事を思い悩み苦しんでいる。若さ故の青臭さがどこまでも漂う。明るく、楽しい青春グラフィティではない。
あえてラストは語らないのが小生の主義であるが、今回は、あえて語る。
卒業式の日、少尉に任官し帽子を高く放り投げて喜ぶ候補生たち。羽ばたいてゆく候補生たち1人1人に敬礼して送り出すフォーリー軍曹。「君のことは忘れない」とザック。敬礼しながら「早くいけ」と促すフォーリーとのやり取りは短いが実に感動的。少尉になった生徒を軍曹が見送る瞬間である。
兵舎を後にするザックは次の新入生たちの並ぶ前で、檄を飛ばすフォーリーを微笑みを浮かべ見つめる。自分たちの入隊時と同じ台詞。入隊した頃の荒んだ自分の姿がそこにあった。ポーラが勤める製紙工場に向かう少尉の制服に身を包んだザック。ポーラにそっと近づきキスを交わし抱きあげる。拍手する女工哀史のメンバー。いたずらっぽく帽子を取りかぶってみせるポーラ。お姫様ダッコで出てゆく二人の後ろ姿でジ・エンド。
出来過ぎのエンディング。どんなに出世しても恋人は忘れない、自分が愛した人だから的なストレートな愛情表現。台詞は無い。これを素直に感動するか、泣くか、さめるか、白けるかは、あなた次第であるが、これだけ直球投げられると、認めちゃいますよね。
リチャード・ギアの出世作と言いますか代表作ですが、どこかええカッコしてる金持ちのおじさんのイメージが強いので、泥にまみれ、泣き崩れる姿は似合ってないかも知れませんが、かつてはセクシーな男の代表だった彼のもう一つの姿を見てください。その方が好きになったりして。それにしても、ギアさん、ラストで彼女を迎えにいくシーンはこの時からお得意だったのですね。「プリティ・ウーマン」「シャル・ウィ・ダンス」しかりですな。今回は花持ってなかったようですが〜〜
ラブストーリーの要素が強い、女性にファンが多い映画のようですが小生は高校生の時、三宮の東映プラザで男友達と二人で「フラッシュダンス」と二本立てで観たと記憶している。一緒に行ったヤツはカンペンケースのふたに「独立」と書いたステッカー貼ってるようなヤツだったので、えらくこの映画を気に入っていた。彼の中で恋愛部分よりも成長していくザックに共感を覚えたのかもしれない。エンディングよりもストレートなストーリー、演出、台詞等全体がお見事でした。
軍隊+パイロット+恋愛+友情+自立+開眼と言えば「トップガン」そのものですね。実際、人物設定も展開もそっくり。違いは「愛と青春の旅だち」は軍隊っぽくなく、「トップガン」はもろに軍隊。前者はドラマを、後者はドッグファイトを売り物にしている。実際ザックの飛行訓練シーンは無い。トム君は大空飛びまくり。二つの作品はほぼ同時期に前後して公開された。見比べると楽しさ倍増ですね。
こちらも主題歌はよく売れた。MTVの影響はあったと思う。渋いテーマソングは大人の世界でした。
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兵舎でせこく立ち回るザックに目を付けフォーリーは特別にしごいて追いつめる。心から誰とも打ち解けない、誰にも弱さを見せない男であるが、自分がなぜしごきに耐え、除隊しないかはフォーリーに叫ぶ「ここ以外に行くところがない!」の一言に尽きる。彼にとってここだけが、スタートラインであり、生きる場所なのだ。純粋な気持ちも、他に居場所のない現実も、いたいほど伝わる。ポーラへの気持ち、除隊して自殺するシド。彼の中で何かが崩れ変わってゆく。
屈折してて嫌なヤツではあるが、彼は夢をあきらめない。何かをつかむためには食い下がって這い上がるしか無い事を承知している。共演者は皆それぞれに、はかない希望や夢や、将来の事を思い悩み苦しんでいる。若さ故の青臭さがどこまでも漂う。明るく、楽しい青春グラフィティではない。
あえてラストは語らないのが小生の主義であるが、今回は、あえて語る。
卒業式の日、少尉に任官し帽子を高く放り投げて喜ぶ候補生たち。羽ばたいてゆく候補生たち1人1人に敬礼して送り出すフォーリー軍曹。「君のことは忘れない」とザック。敬礼しながら「早くいけ」と促すフォーリーとのやり取りは短いが実に感動的。少尉になった生徒を軍曹が見送る瞬間である。
兵舎を後にするザックは次の新入生たちの並ぶ前で、檄を飛ばすフォーリーを微笑みを浮かべ見つめる。自分たちの入隊時と同じ台詞。入隊した頃の荒んだ自分の姿がそこにあった。ポーラが勤める製紙工場に向かう少尉の制服に身を包んだザック。ポーラにそっと近づきキスを交わし抱きあげる。拍手する女工哀史のメンバー。いたずらっぽく帽子を取りかぶってみせるポーラ。お姫様ダッコで出てゆく二人の後ろ姿でジ・エンド。
出来過ぎのエンディング。どんなに出世しても恋人は忘れない、自分が愛した人だから的なストレートな愛情表現。台詞は無い。これを素直に感動するか、泣くか、さめるか、白けるかは、あなた次第であるが、これだけ直球投げられると、認めちゃいますよね。
リチャード・ギアの出世作と言いますか代表作ですが、どこかええカッコしてる金持ちのおじさんのイメージが強いので、泥にまみれ、泣き崩れる姿は似合ってないかも知れませんが、かつてはセクシーな男の代表だった彼のもう一つの姿を見てください。その方が好きになったりして。それにしても、ギアさん、ラストで彼女を迎えにいくシーンはこの時からお得意だったのですね。「プリティ・ウーマン」「シャル・ウィ・ダンス」しかりですな。今回は花持ってなかったようですが〜〜
ラブストーリーの要素が強い、女性にファンが多い映画のようですが小生は高校生の時、三宮の東映プラザで男友達と二人で「フラッシュダンス」と二本立てで観たと記憶している。一緒に行ったヤツはカンペンケースのふたに「独立」と書いたステッカー貼ってるようなヤツだったので、えらくこの映画を気に入っていた。彼の中で恋愛部分よりも成長していくザックに共感を覚えたのかもしれない。エンディングよりもストレートなストーリー、演出、台詞等全体がお見事でした。
軍隊+パイロット+恋愛+友情+自立+開眼と言えば「トップガン」そのものですね。実際、人物設定も展開もそっくり。違いは「愛と青春の旅だち」は軍隊っぽくなく、「トップガン」はもろに軍隊。前者はドラマを、後者はドッグファイトを売り物にしている。実際ザックの飛行訓練シーンは無い。トム君は大空飛びまくり。二つの作品はほぼ同時期に前後して公開された。見比べると楽しさ倍増ですね。
こちらも主題歌はよく売れた。MTVの影響はあったと思う。渋いテーマソングは大人の世界でした。
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